2011年06月24日
前編の続きです。


「・・・・・・・・・・さーん、・・・・にさん、
はにさん、わかりますか、終わりましたよ」


と誰かの声が聞こえてきて、目が覚めた。

あ、ハイ、ハイ、わかります、聞こえます、
でも眠いです。

目が開いてるのか、夢を見てるのか
聞こえてるのか、夢の中なのか、わからない。
目が開かない、開いてもぼーっとしていて、焦点が合わない。

そうすると、聞きなれた声が。
「はにちゃん、わかる?終わったよ、お疲れ様」
と、オッサンと義母が顔を覗かせる。

あ、うん、と返事したような気がするけど、とにかく眠い。
昼寝からムリヤリ起こされたような感じでぼんやりする。

目が覚めた場所は、
どうやら病棟のナースステーションの隣の個室のようだ。
正しくは二人部屋だが、シングルユース。
そうだ、今夜はここで一晩過ごすんだっけ。


すこし目がはっきりしてくると、今度は猛烈に暑い。
そして息苦しく、喉はカラカラ。
お水飲みたい。まだダメなの?

このときのワタシの状態は、
酸素マスクをしていて、左腕には点滴、
足にはマッサージ器のようなもの、そして尿管。

身動きがとれん。

身動きが取れなくてイライラ。
暑くて顔にも頭にも汗はだらだら。
だけど上手く喋れないし、またイライラ。

相当やられております
首や肩や腕をかきむしってしまった。
そうか、だからネイルをオフしなくちゃダメだったのか。

看護師さんに氷枕をもらって、おしぼりで顔や首を拭いてもらって
まだお水は飲めないけど、うがいだけさせてもらって。

オッサンや義母と少し話したような気がするけど
よく覚えていない。
だけど、義母に、帰らないで、と言ったような気がする。
なぜか妙に心細かった。
こんなしんどい時に病院で個室で過ごすことが心細かったのかなぁ。
しかし、何故、オッサンにではなく、義母にw。


オッサンと義母が帰った後も、暑さと息苦しさは続いていて
意識がハッキリしてくるのと同時に、傷の痛みと吐き気が襲ってくる。
点滴に痛み止めを追加してもらって、やっと少しウトウト。

だけど、どうにもこうにも苦しい。
ウトウトしかかると、ぱっと目が覚めて、
またウトウト、そしてぱっと目が覚めて。
ちっとも寝てる気がしない。

看護師さんはこまめに体温を計りに来てくれて
その都度、傷の状態も確認していく。

どうやら概ね順調のようだけど、これで順調なの?!
暑いし、しんどいんですけど!

そういえば、手術室の看護師さんが、午前中に説明してくれた時、
手術中、気管確保のために喉にチューブを入れます、
手術後、そのチューブを抜き取るので、喉がイガイガしたりします、

なんて言ってたなぁ。
これか。
咳払いしたいのに、力が入らないし、お腹に響いて痛い。

それと、
麻酔からさめてくると、気持ち悪く感じることがあります、
そのときは痛み止めを出してもらってください、

って言ってたなぁ。
あぁ、本当に全部あなたの言うとおりでしたー!

二度目の痛み止めは、座薬だった。
もう恥ずかしい、とかどうでもよくなったわ。

何度目かのウトウトと目が覚める繰り返しの途中で
両肩に化膿止めの筋肉注射を打った。
これは筋肉注射だし、量も多いからちょっと痛い、らしい。
だけど、頭がモウロウとしてたし、針が入ってくるのはわかったけど
そんなちいさな痛みよりも、吐き気、息苦しさ、頭痛を何とかしてほしかった。

そしてまた
少しウトウトして、喉の渇きで目が覚め、
少しウトウトして、足のマッサージで目が覚め、
少しウトウトして、また目が覚めの繰り返し。
これは結局朝まで続いた。

やっと熱が37度代まで下がった頃には、
窓の外が少し明るくなっていたような気がする。

長い長い夜が、もうすぐ明ける。
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